古文語彙5
第5回
あさまし・すさまじ・うたてし・うし
あさむ→こぶとりじいさんの踊りに、鬼たちは驚きあきれる、あさむ。
あさまし→これはどうしたことかと思いがけず驚くばかりで、あさまし。飢饉になってあきれるほどひどいことがございました、あさましきことはべりき。
あさましくなる→とうとう、お亡くなりになられた、つひに、あさましくなりたまひぬ。
おもはずなり→思いがけない男と女のなかであるなあ、おもはずなる世なりや。
あさましがる→びっくりして、あさましがりて、近寄って抱きかかえ申し上げた。
すさまじ→不調和・冬の月は寒々として殺風景だ、すさまじ。
遅咲きの桜は時季外れで興ざめだ、すさまじ。
誰もプレゼントをくれない誕生日は期待外れで、すさまじ。他の男が気になる彼女は親しみが、もうもてず、すさまじ。
夏のサンタは場違いですさまじ。
うたてし→転・からんでくる酔っ払いは気に食わない、うたてし。気の弱い男はなさけない、うたてし。
うたてあり→何でも人のせいにする、不快でいやな、うたてある店長。
うたてや→情けないことだよ、うたてやな。
うたて→急に明かりが消えたので、気味悪く、うたて、思われる。妙になれなれしい人は、いやに思われる、うたておぼゆ。
むくつけし→ストーカーの正体がつかめず、不安な気持ちで、むくつけし。
うし→憂・強制的な勉強は自分の思い通りにならず、つらい、うし。黙って帰りづらい、かへりうし。
つらし→辛・他からの仕打ちがつらい、つらし。貸した私の車で事故を起こした相手が知らん顔をしているのがひどい、つらし。
からし→骨身にしみるほどつらい、からし。ひどい目にあわせることだなあ、からきめをみするものかな。